こんにちは!今日もご訪問いただきありがとうございます。
ガイアの夜明けが、
【巨大“規制”に挑む!~明かされる「バター不足」の闇~】
と題して、いったいなぜ「バター不足」は起きるのか?に挑戦し、
現場を追ってみると、ある巨大な“規制”の存在が…ある事が分かったのです。
今、それを打ち破ろうと立ち向う人がいた。対決の行方は?
実は今、それを打ち破ってバター不足をなくしたうえ、
酪農家の自由な経営、商品流通も勝ち取ろうと立ち向う人がいたのです。
果たして誰のことを言っているのでしょうか?
放送の前に調査し情報を提供します。
◆フルーツだけで生きる関連記事は以下にあります。
中野瑞樹の経歴プロフ!フルーツ食べ過ぎで死去の噂?
山下一仁のwiki風プロフ

◆ 名前:山下一仁(やましたかずひと)
◆ 生年月日:1955年?月?日(歳)
◆ 出身地:岡山県
◆ 学歴:東京大学法学部卒業(農学博士)、ミシガン大学行政学修士、同大学応用経済学修士
◆ 職業:キャノングローバル戦略研究所研究主幹
・農政アナリストで経済学者です。
・元は、農水官僚で、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、
食糧庁長官官房総務課長、農林水産省農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任したのです。
・農業に関わる利権問題などを取り上げた著書を新書などで多く刊行している。
・著書に
『日本の農業を破壊したのは誰か―「農業立国」に舵を切れ』(講談社)、
『企業の知恵で農業革新に挑む! ―農協・減反・農地法を解体して新ビジネス創造』(ダイヤモンド社)、
『農協の大罪』(宝島社新書)、『環境と貿易』(日本評論社)、
『農協解体』(宝島社)、
『農業ビッグバンの経済学』『日本農業は世界に勝てる』(日本経済新聞出版社)
などがある。
・2008年(平成19年)03月31日 農林水産省辞職しております。
・剣道は四段の実力です。
TPP反対論は論理破たんしている – 山下一仁|WEBRONZA – 朝日新聞社 #TPP https://t.co/YdWOPVKiMS
— webronza (@webronza) October 21, 2016
なぜバター不足がおきるのか?
2014年からバターの品薄状態が長く続いているのです。
一時期は、スーパーの棚からバターが消えたのです。
この理由を、農水省は「生乳生産量の減少」だと説明してきた。
しかし、それはうわべの事情にすぎない、と農政アナリストで元農水省官僚の山下一仁氏は指摘するのです!
果たしてどういう事なのでしょうか?なぜ農水省は違った理由を表現するのでしょうか?
まず農水省の説明は、
「バターは、酪農家が生産する生乳(=搾ったままの牛の乳)から作られる。農林水産省は、2013年の猛暑の影響で乳牛に乳房炎等の病気が多く発生したことや、酪農家の離農等で乳牛頭数が減少していることなどにより、生乳の生産量が減少したためだと説明している。
しかし、2013年の生乳の生産量の減少率は、前年比2.1%に過ぎない。バターが足りなくなるような減少率ではないと思われる」
というもので、ほとんどのメディアは、これがバター不足を招いたと解説した。
表面的には、必ずしも誤りではないのです。
しかし、バター不足の報道が見落としている重要な点があると山下氏は指摘するのでした。
バター問題を考えるための基礎知識として重要なことは、
さまざまな乳製品の中でもバターと脱脂粉乳が断トツに重要な地位を占めるということです。酪農政策あるいは牛乳・乳製品の需給を考える上で、なぜバターと脱脂粉乳が重要かというと、
これらに水を加えれば牛乳(加工乳)に戻るからである。牛乳の消費の増減で、水を加えて加工乳として供給することができる便利さがあるのですね。
そういう意味で、バターと脱脂粉乳が牛乳の需給調整をする上で大きな役割を果たしてきた。ただし、1つ問題がある。それは、飲用向けの乳価とバターや脱脂粉乳向けの乳価が大幅に違うことである。
加工乳を作るコストのほうが高くなるはずである。ところがバターや脱脂粉乳向けの乳価が非常に安いため、加工乳は飲用牛乳よりも安く作ることができる。
したがって、バターや脱脂粉乳が増えると加工乳が増え、安い加工乳が提供されるようになるので、
飲用牛乳の値段が下がり、酪農家に払う飲用乳価も下がってしまう。
これが、酪農家、乳業業界、政治家、農林水産省、酪農団体が心配していることである。
このため、バターや脱脂粉乳を余らしてはならないという需給計画となる。
これがバターが不足する理由の背景にある。
ちょっと読んだだけでは理解しずらいのは否めません!?
背景は複雑で、小泉新次郎議員も奮闘しておりますが、抜本的解決策は示しておりません?
以下には資料を読み進んでいた時に、気になった章節を集めて見ました。
山下一仁氏の「バターが買えない不都合な真実」を読了。生乳の価格が上がらず、酪農家の離農が取らないからバターが不足しているとの、大新聞や農学者、農水省の主張は正しいのか。酪農や牛乳・乳製品についての基礎的な知識を紹介・説明しながら、どのような事情でバター不足が生じているのかを解説。
— ふくしま しんご (@seal_tama) September 29, 2016
【バターが買えない不都合な真実 (幻冬舎新書)/山下 一仁】を積読本に追加 →https://t.co/yQjAJRLpVE #bookmeter
— ゆうやけPC (@vyekpc) June 16, 2016
気になった章節とは?
根が深く、大変複雑です!
重要表現を記載することで、問題の大きさを感じてください。
◆TPP交渉でチーズの関税は撤廃したが、バターと脱脂粉乳の関税は無傷のまま維持している。
こうした日本の農業保護の特徴について知る必要がある。
◆バターと脱脂粉乳は生乳から1:1の比率で生産されるにもかかわらず、
脱脂粉乳は足りており、バターだけが不足している。
◆今、国際市場ではバターがジャブジャブ余っている。
つい最近、アメリカに行ってきたが、ミシガン州の酪農家は、この1~2年で彼らの受け取る乳代は、
半分に下がったと言っている。バターや脱脂粉乳の価格がドンと下がっているため、牛乳の値段も半分になったようである。
では、国際市場でジャブジャブ余っているバターが、なぜ日本国内に入ってこないのか。
価格の低いところから高いところへと、モノは移動するはずである。しかし、バター
◆国際価格が下落しているのに、国内の価格はますます高くなっている。
◆バター不足のポイントは脱脂粉乳の需給である。バターの消費量は一定なのに生産量が減少するため、不足しがちになる。
一方、脱脂粉乳の生産量のほうが落ち込みはひどいのに、脱脂粉乳の需給は均衡している。
ここが今回の謎解きの1つのヒントになる。
生乳からバターと脱脂粉乳が同時に生産されるのだが、バターと脱脂粉乳それぞれに対する需要は異なる。
したがって、片方が余るのに、片方が足りないということが起きる。
以上みてくると、大変、難しく奥が深いことが伺われます。
これらの回答が、
ガイアの夜明け
【巨大“規制”に挑む!~明かされる「バター不足」の闇~】
で、どこまで解明されるか?
山下一仁さんは、どこまでわかりやすく解説してくださるか期待したいものです。
まとめ
「今年のバター不足は去年より深刻だ」と、あるベーカリー店はバター確保に躍起なのです。
いったいなぜ「バター不足」は起きるのか。現場を追ってみると、ある巨大な“規制”の存在が浮かび上がってきた。
実は今、それを打ち破ってバター不足をなくしたうえ、酪農家の自由な経営、商品流通も勝ち取ろうと立ち向う人がいた。
それが 山下一仁さんだったのです。
TPPには大賛成で、著書も多数著わしております。
「“巨大規制”との対決の行方は…。「バター不足」という日常風景から、日本が抱えている大きな課題の解決策を模索する。」
番組は大上段に構えましたが、果たしてどこまで解明できるかは全く疑問です。
じっくり見て見ましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。