こんにちは!今日もご訪問いただきありがとうございます。
ヤマネがかわいいと評判になっております。
「ヤマネは、山の守り神」と言われておりますが、半年は冬眠しております。
『ふしぎの国のアリス』にも、いねむりばかりしている「ねむりネズミ」として登場しますが、
ツイッター画像が面白いのです。
「マカミに命乞いしてさらに冬眠中に神のお使いの代行を!」
とお願いするのです。
ヤマネに冬眠中の代わりを頼まれるオオカミ。
「ヤマネは山の守り神といわれているんです。昔のマカミさんに、ちょっと似てると思いません??」 pic.twitter.com/yvqv6RI00x— ぽれ村 (@mura_pole) November 3, 2016
TWで炎上しておりますので、“ヤマネ”について紹介いたします。
Contents
ヤマネとは?
◆ 名前:ヤマネ(山鼠、冬眠鼠、Glirulus japonicus)とは、
哺乳綱ネズミ目(齧歯目)ヤマネ科ヤマネ属に分類される齧歯類(げっしるい=リス・ビーバー・ネズミ系)です。現生種では本種のみでヤマネ属を構成する。別名ニホンヤマネ。
日本各地で、別名「モモトリ」「リスネズミ」「コオリネズミ」など、
13もの呼び名をもつ不思議で貴重な野生動物
◆ 分布地区:日本(本州、四国、九州、島後)で固有種とされております。
◆ 体長:6.8~8.4cm、尾長:4.4~5.4cm、後足長:1.5~1.8cm、
◆ 体重:14~23g(冬眠時:40g)
◆ 体毛:尾には約2㎝房状に伸長する。背面の毛衣は淡褐色で、腹面の毛衣は白がかった褐色。
背面正中線に沿って暗褐色の縦縞が入る。眼の周囲は黒や黒褐色
◆せなかの黒いスジが日本のヤマネの特徴です。
◆ 生態:森林に生息する。樹上棲で、細い枝はぶらさがりながら移動する。
また枝の間を跳躍したり、後肢だけで樹上にぶら下がることもある。夜行性です。
◆ 食性:雑食で、主に昆虫を食べるが、果実、種子、木の芽、鳥類の卵なども食べる
◆ 寿命:寿命は3年で、飼育下では8年とされております。
◆ 人間とのかかわり:山小屋や巣箱に営巣することもあり、山小屋にある布団やタンスの中で冬眠することもあるそうです。
冬に木を切ると、冬眠中のヤマネが転がり出てくることがあることから、林業に携わる人々は、
ヤマネを山の守り神として大切にしてきた。
◆ 日本の取り組み:日本では1975年に国の天然記念物に指定されている。
<TW>
https://twitter.com/tomarigi25/status/791645443545456640
◆ ヤマネの場合には半年以上もの間冬眠をしている(10月ごろから冬眠し始め、4~5月までおきないそうです。)
<TW>
やばっ!寝過ごした。うっかり1年近く冬眠してしまう動物、ヤマネさん(オーストリア研究) https://t.co/pfUP4TyHxN
— とみお (@atau1979) October 27, 2016
◆ 丸まって冬眠する様子からマリネズミ、コオリネズミとも呼ばれる。そんなわけでまんまるなのです。
(ちなみに冬眠時は体温が1度まで下がるそうです。)
ヤマネ関連本の紹介
◆「ヤマネはねぼすけ」の本も評判です。
◆「ヤマネに会えた日、小さな国の天然記念物」の本も有名です。
ヤマネの魅力とは?
ヤマネは手のひらサイズの小型のリスのような動物で、ふわふわと心地良い触り心地の小さな小動物で、
枝から枝に滑るように移動する森のスケーターともいわれております。
なんといっても、可愛らしい見た目で飼育しやすいことが魅力の一つで、マンションでも飼育できますし、
初期費用も安いのがありがたい点です。
3000万年以上前から生息しているといわれ、天然記念物でもある貴重な生き物である。
山口県の500,000年前(中期更新世中期)の地層から化石が発見されている(実はヤマネは生きた化石なのです!)
「不思議の国のアリス」にでてくるあのお茶会で眠りこけているヤマネを思い出します。
(ヤマネは『ふしぎの国のアリス』にも、いねむりばかりしている「ねむりネズミ」として登場しますが)
それで、眠るのが好きな鈍重な動物というイメージが強かったのですが、そうではなく大変多忙な生活をする小動物のようです。
5月に冬眠から目覚めたヤマネが、オスと出会い交尾し、巣を作り、赤ん坊を産み、子育てをして、
忙しく生き、また10月には冬眠をするのです。
普段は天敵のフクロウにも聞こえないような超音波で、仲間同士会話をしているそうです。
(しかも、オスが交尾したい時にメスに近づく時、発する超音波の声は、赤ん坊が母親を求める時の声と同じなんだそうです。)
大人でも体長は約12センチ、体重わずか20グラム(鶏卵の半分くらいの重さ)なのに、
活動範囲は甲子園球場の半分くらいだとか…。
天敵から命や子孫を守り、冬眠するまでせっせと子育てをして生きる。
こんな不思議な動物を飼育する喜びもまた“ひとしお“ではないでしょうか?
ヤマネの飼い方や飼育費用・注意点
ヤマネのペットとしての飼育方法!性格、価格、初期費用は
国内では、
ニホンヤマネという種類で生息しておりますが、天然記念物に指定されているので、飼育することはできません。
ペット用として流通しているのは “アフリカヤマネ“なのです。
体長の特徴は前述にあるように、大変小さく飼育も簡単!繁殖も簡単だそうです。
ただ、臆病な性格なので様態時から可愛がるとしっかりと慣れてくれるようです。

初期費用と維持費用
初期費用も安いのが特徴になっておりますが、初めての方にはとても有利に働くと思います。
価格は約1万円です。ケージや給水器は、約2万円くらいでしょう。
維持費用は、月々5千円位でしょうか!
寿命
寿命は3年で、飼育下では8年とされております。ハムスターと同じくらいの大きさにしては、寿命が長いので満足いただけると思います。
病院
小さな個体は一度体調を崩すと大変なので、しっかり観察も必要ですが、栄養バランスの取れた食事と定期的な検診で予防することが大切です。
小動物を扱う動物病院(エキゾチックアニマル対応)はあらかじめ確認しておきましょう!
飼育環境
ケージは大きめが推奨されております。夜行性なので、照明器具は不必要です。
5℃以下で冬眠してしまいますので、冬季が要注意です。すなわち25℃前後の保つことです。
床材は、排泄物を処理しやすいものを選ぶようにします。
砂は飲み込むのでよくないのでヒノキのチップや牧草、ベッドシーツをおすすs目です。
30℃を超えると、熱中症の心配をしなければなりません!風通しやクーラーを活用してください。
ヤマネの餌
配合飼料でよいそうです。さらに、新鮮な果物や本来の餌である生きた昆虫などは喜ばれます。
ヤマネの繁殖
ペアで飼育すると次々と生んでくれて簡単に増やすことが出来るようです。
詳しくは専門家にお聞きいただいた方が無難です。
まとめ
小動物のランキングでは、上位に挙がってこないのも致し方ありません!
国内では、年々生息数が減少して、ほとんど見かけることがなくなったのです。
アフリカヤマネなどの外国産が流通しております。
大変小費用で飼育が出来ますのでぜひ検討してみたください。
最後までお読みいただきありがとうございます。