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石原慎太郎氏は、政治の世界では、田中角栄の金権体質を鋭く指摘し、”政敵”であった田中角栄氏をなぜ今になって”天才”と崇めるようになったのでしょうか?どこでその考えを変えたのか?
4月1日の『中居正広の金スマ』に登場し、その思いを吐露した。
45万部の大ヒットを飛ばしている 『天才』 は、田中角栄氏を一人称で書いているのです。この本に込めた思いとは何だったのでしょうか

金スマが解き明かしてくれたのです。
【① 石原慎太郎と田中角栄のプロフ】
【② 石原慎太郎の伝えたかった思いとは?】
【③【金スマ】石原慎太郎が何を伝えたかったのでしょうか?】
今回はこの3点について紹介いたしたく思います。
石原慎太郎と田中角栄のプロフ
<石原慎太郎プロフ>

● 名前:石原慎太郎
● 生年月日:1932年9月30日(83歳)
● 出生地:兵神戸市須磨区
● 学歴:一橋大学法学部
● 職業:作家、政治家
● 所属政党:自由民主党→無所属→太陽の党→日本維新の会→次世代の党
● 家族:妻(典子)、弟(石原裕次郎:俳優)、長男(石原伸晃:自民党衆議院議員)、
次男(石原良純:俳優・タレント)、三男(石原宏高:自民党衆議院議員)、
四男(石原政啓:画家)
● 1972年:衆議院員当選
● 1987年:竹下内閣:運輸大臣
● 1976年:福田内閣:環境庁長官
● 1999年:東京都知事(当選回数4回)
● 一橋大学では、社会心理学の南博ゼミ所属だった。
● 大学在学中の1956年に『太陽の季節』で芥川賞を受賞し、文壇デビューを果たした。

● 「太陽族」「慎太郎刈」が生まれる契機となった。
当時としては、若々しく、一大ブームとなったのです。
人物、経歴を記すと膨大で書ききれないので、以下を参照していただくとして、(出典:ウイキペディア)下記参照↓↓
⇒石原慎太郎wiki
芥川賞を受賞した超有名な(当時としては、現在のような”姓”の開放が進んでいなかったので、ボーダーラインギリギリの表現であった!)
一部分を以下に示します。

「昭和三十年、まだ一橋大生だった石原慎太郎が書いた『太陽の季節』が芥川賞を受賞したが、その余りにえげつない風俗描写に世間は眼を剥(む)いた」とされ、以下の“勃起 (ぼっき) する男性シンボル”の場面などの性描写が注目された。映画化された際には、“太陽族”という流行語が生まれた。
裸の上半身にタオルをかけ、離れに上がると彼は障子の外から声を掛けた。
「英子さん」 部屋の英子がこちらを向いた気配に、彼は勃起(ぼっき)した陰茎を外から障子に突き立てた。障子は乾いた音をたてて破れ、それを見た英子は読んでいた本を力一杯障子にぶつけたのだ。
本は見事、的に当って畳に落ちた。その瞬間、竜哉は体中が引き締まるような快感を感じた。
これほどの性描写には、当然賛否両論があったことは事実であります。
<田中角栄 プロフ>

● 名前:田中角栄
● 生年月日:1918年5月4日
● 没年月日:1993年12月16日(75歳没)
● 出生地:新潟県刈郡二田村
● 学歴:二田高等小学校
● 職業:政治家、建築士
● 所属政党:自由民主党
● 称号:陸軍上等兵、西山町名誉市民、一級建築士、
● 家族:妻(はな)、長女(田中真紀子)、娘婿(田中直紀)
● 1972年7月7日~1974年12月9日→第64~5代内閣総理大臣
● 内閣:第1次田中角栄内閣第2次田中角栄内閣→第1次改造内閣→第2字改造内閣
石原さんと同様に書き切れないので、この程度にしますが是非下記にURLで閲覧してください。↓↓
自民党最大派閥の田中派(木曜クラブ)を率い、巧みな官僚操縦術を見せる田中は、党人政治家でありながら官僚政治家の特長も併せ持った稀な存在だった。
大正生まれとして初の内閣総理大臣となり、在任中には日中国交正常化や日中記者交換協定、金大中事件、第一次オイルショックなどの政治課題に対応した。
政権争奪時に掲げた日本列島改造論は一世を風靡したが、後にその政策が狂乱物価を招いた。
の後の田中金脈問題への批判によって首相を辞職、さらにアメリカ合衆国の航空機製造大手ロッキード社の全日空への航空機売込みに絡んだ贈収賄事件(ロッキード事件)で逮捕収監され自民党を離党した。(出典:ウイキペディア)

【金スマ】石原慎太郎が何を伝えたかったのでしょうか?

『天才』は、45万部を売り上げなおも上昇している大ヒットを継続しております。

「芸術の世界に天才はいるが、政治の世界に天才はそういない。そういった中で田中角栄は、正に天才なのだ」と後書きに記しているのです。
いま思うと、当たり前のように感じておりますが、当時としては、夢物語であったのです。

それは、【テレビ放送網】【全国の主要高速道路】【地方へのビル新幹線】
これらは、みな田中角栄の構想の下となった『列島改造論』が基本になって実行されてきた業績なのです。
戦後の歴代首相では、吉田茂(第45代総理大臣ー1946年~1954年7月)以来の大物政治家なのだ!
あの戦争で廃墟になった日本の奇跡的復興は、この田中角栄なくして語られないのです。
42年間に議員生活の中で、議員個人が法律を提出し、通過させることが難しいと言われながらもやり遂げたのは、高等小学校しか出ていなく、建設業の会社を立ち上げ、一般市民の心情を分かりすぎるくらいわかっていた田中角栄でなければできないことなのです。
「今の私の経済生活の」ほとんどを角さんがつくった、これを忘れちゃいけない!」と石原さんは、かみしめるように語るのです。
1972年には、日中国交回復を成立させたのも拡散に実績なのです。
当時は、反対派が騒ぎ、命の危険もあり、シークレットサーブスの警備では足りず、軍隊の一部も動員するほどあったのです。
毛沢東から面会を許された時には側近の3人だけで臨み、警備を断ったいきさつもありました。
これにより、日中貿易額は11億ドル(1972年)から3032億ドル(2015年)と飛躍的に成長し、今やアメリカに次ぐ第2位の貿易相手国に成長したのです。
田中角栄の先見性と行動力の賜物であるし、日本経済発展に大きく貢献した政治家であることは疑いの余地はないのですが、たたき上げの田中にとっては、【政治は金】【数は力】【力は政治】と言う哲学に頼らざれを得なかったのです。
そして、人間力(ここがたたき上げの田中ならではの魅力なおですが)で人を魅了し、”金”で政界を動かすことになってしまったのです。
これは、戦後政治の古い日本の習慣とでも言われる、金権政治だったのです。仕方がないと言うより、たたき上げの田中にとっては仕方がなかったとも言われているのです。
当然、金のやり取りが暴かれたのです。それが「ロッキード事件」なのです。
国会の尋問では、「記憶にありません」「存じ上げません」が子供にまで浸透した有名な言葉だったのです。
アメリカでは、司法取引により内容が暴露されて角さんはピンチになったのです。一部では謀略説まで流布されもしたのです。
司会の中居さんに

「田中角栄さんは好きですか?」
と単刀直入に、女性が言うような素直な質問に、石原さんは、
「尊敬すると言うと空々しいけど、あの人がやった業績と言うのは評価して敬意を抱かざるをえないですな」
「あれだけの存在感のある政治家って日本にいなかったんじゃないか」
とべた褒めに等しい言葉であったのです。
さらに付け加えて、
「この番組を作って頂いたというのは、角さんも浮かばれたと思うよ!」
とのべて、石原さんには、予想もできない言葉が発せられたのです。
「金スマ」がこれほどの大物人物から、こんな褒められ方をしたことがあったでしょうか?
中居司会者も努力の甲斐があったということでしょう?勲章ををいただいたも同然ですよ(笑)
ロッキード事件によって失脚したとはいえ、これほどの政治家がいたことは、日本人の誇りでもあるのです。
毛沢東が国交交渉で周恩来首相と討論していた時に言ったように「喧嘩すればするほど仲良くなれる」のは石原慎太郎と田中角栄にも当てはまりそうである。
「天才」のあとがきには
「田中角栄という天才は、この国にとって実は掛け替えのないものだったということを改めて知ることは、決して意味のないことではありはしまい」
と言わしめたのであります。
天国の角さんは、どんな思いで見ているだろうか?
あの独特の口調で、「自分の懐には一銭も入れなかった!政治のため、国のために全てを使ったのだ!」と言っているような気がするのは自分だけだろうか??
<youtube>
<TW-1>
昨日の #金スマ 特集された石原慎太郎の「天才」。強烈な個性をもったリーダーが不在の今、自らも政治家として田中角栄と相まみえた著者が、毀誉褒貶半ばするその真の姿を「田中角栄」のモノローグで描く意欲作。お求めの方はお早めに! pic.twitter.com/BsjzropPt8
— コーチャンフォー若葉台店/東京 (@cf_wakabadai) 2016年4月2日
<TW-2>
#金スマ を見て思う事は
田中角栄はやはり天才の一人だろう
突出した個は世の仕組みを超越した行動をする
その様な個には一般的な道徳観や倫理観は弊害になる場合があるそういった意味では成熟した民主主義(適切な意味ではないと思うが)は
天才が最も活動しにくい仕組みかも知れないなぁ。— Ichikawa Akio (@tco402) 2016年4月1日
最後までお読みいただきありがとうございます。
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