AlphaGo(アルファ碁)の衝撃!“接戦”では勝てない?李世九段の反省とは?

 

米Googleが開発する囲碁専用ディープラーニングシステム「AlphaGo」(アルファ碁)が3月9日、韓国のプロ棋士・李世ドル(Lee Sedol)氏との対局で勝利した。歴史的な敗北を喫した。

すべたはここから始まったのです。

結果は、AiphaGoの4勝1敗と圧倒的強さも見せつけたのです。

一連の対局により、「AlphaGo」はレーティングで世界4位にランクイン。韓国MBCニュースによると韓国棋院から「名誉九段」を与えられたそうです。

囲碁の対局パターンは10の360乗以上と、チェス(10の120乗)や将棋(10の220乗)より多いため、ボードゲームの人間vsコンピュータでは最後の砦とされていましたが、2016年に少なくとも世界5指の実力を持つまでにはなりました

何があったのでしょうか?最後の李世ドル九段の心境を追うことによって見えてくるものがあります。

李世ドル九段の感想は?

第2局を終わって李世ドル九段は、初めは「驚き」であったが、2局目は「完敗です」と話しており、“複碁”することによって研究に研究を重ねて、臨んだのですが4局目に1勝しただけで完敗したのです。

トップ棋士の李世ドル(イ・セドル)九段は、今回の対局を前に知人らに「細かい(形勢が終盤になっても接近している)碁になったら地獄だ」と言ったという。

生身の人間は、トイレに立ったり(5~6時間に2度もトイレに行き5~6分の時間を失った)、水を飲んだりと思考を止めることがあったのですが、機械は一切それがなかった!

人工知能(AI)囲碁対局ソフト「アルファ碁(AlphaGo)」の神技的な終盤の計算力は、すでに第1局から第4局までで経験している李世ドル九段だったのです。

計算の神である機械に終盤に勝つのは不可能だということを、人間の直感で分かっていたのだ。

時間が十分あっても人間には限界があり、思考がグルグルと回ることが往々にしてあるのです。

だから、布石の段階で有利になるように持って行かなければならないことに気付いていたのです。

「中盤前に勝つ流れを作らなければならない」李世ドル九段は大会期間中、周囲の人々と何度もこうした言葉を交わした。

李世ドル九段は数多くの棋士の中でも最も戦闘的な棋風の持ち主だ。できる限り複雑な手を打ち、乱戦へと持ち込む。

この戦法は、高段者の手法の一つですが、必ず負けた方には、読み間違いが発生するのも良くあることなのです。

まさにこの「李世ドル・スタイル」に持ち込むべきだと誰もが口をそろえて助言した。

唯一勝った第4局ではひとまず確実な”目”を確保した後(生きを確保すること)、相手の勢力圏内に飛び込んで焼き尽くす作戦をとり、これが奏功した。

一旦狂いだすと機会は、凡手を繰り返していたというのです。ここが機械の欠点なのでしょうか?

この日の第5局も序盤はそうした流れだった。右下隅で40目に至る実利を取り満足なスタートを切った。

さらに、アルファ碁が珍しいことに手を読み違えた。

本来なら、ここがチャンスで一気に追い込むところなのですが、機械には“感情・疲れ”がないのです!

むしろこんな場面に遭遇すると感情の動物である人間の方が“焦って”しまい、ボロを出すのが常のようです。

アルファ碁を開発した米グーグル傘下のAI開発ベンチャー「ディープマインド」デミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)はツイッターに「私は今(アルファ碁のミスで気分を害して)ツメをかんでいる。

だが、今一生懸命挽回(ばんかい)しているところだ」とツイートした。

こんな余裕があるのは驚きですよね!当事者、対局中の当事者にはできないことですね!

CEOは自分が対局しているのではなく機会が対局しているのでこんなことが言えるのですよ!」

黒の流れが順調に続いた。中継を担当したテレビ局やインターネット放送の解説者たちは、口をそろえて李世ドル九段がいいスタートを切ったと言った。

ところが、午後5時近くなると、李世ドル九段の作戦が少しずつずれ始めた。

ここが“人間”なのですね!“本性”が現れたともいうべきでしょうか?

アルファ碁は牛のように黙々と追い付き、少しずつ差を縮めていった。

ここから「アルファ碁タイム」が始まるのだろうか。

感情のない機会は、全く“焦って”はいなかったのです。

徐奉洙(ソ・ボンス)九段や韓鉄均(ハン・チョルギュン)8段ら先輩棋士と、李世ドル九段の実兄、李相勲(イ・サンフン)九段の眉間に少しずつしわが寄り始めた。

細かい碁ではあるものの、「形勢逆転」という言葉が飛び交った。

 

緊張と思考継続の疲れの回復方法は?

李九段は4時間中ずっと「第5局に負けて恥ずかしい。囲碁で飯を食っている、囲碁が仕事である人間が、人間的感情を徹底的に排除して碁を打たなければならなかったのに、それができなかった」として自ら叱責していた。

「ほかの人々は私を人間的だというが、それは冷静な勝負の世界では話にならない声であり、人間的であることがかえって弱点」

とも語った。(中央日報)

李世九段とお子さんー1(出典:中央日報)

緊張を解すためか、カナダから奥さんと娘のヘリムさんを呼び寄せ同じホテルの泊まらせていたのです。

家族に対しては

「ヘリムと妻に申し訳ない。久しぶりに会ったが気を遣うことができなかった。感情が揺らぐかと思ってヘリムともまともに遊べなかった」

と述懐した。

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どこの世界でも、家庭は温かく、癒しに場であることには変わりはないのです。

特に厳しい戦いを行う棋士にはなくてなならない一場面なのです。
また李九段は

「プロ棋士として再びこんな対局はしたくない。人間的にあまりにも荷が重かった」

と、これまで公開的に話さなかった苦しみも訴えた。
だが

「私がすることにしたのだから、耐えられた。4対1で負けて恥ずかしくなる。弁解の余地がない。それが私の限界」

と淡々と吐露した。

人工知能の怖さとは?

スティーヴン・ホーキング氏やイーロン・マスク氏のような多くの専門家が、人工知能の危険性について警鐘を鳴らしています。

でも、人工知能が野放しになると具体的にどういうことが起こりうるんでしょうか? そのへんについて詳しく解説してくれた
方々の説のテーマだけを以下にご紹介します。

①  「(人工知能)技術からまず出てくる影響は、完全に近い失業状態である。」
(オックスフォード大学人間性の未来研究所(Future of Humanity Institute)のリサーチフェローであるスチュワート・アームストロング氏)

② 「 古くさくて無能な人間は、ロボットにとって邪魔なだけになる」
(オックスフォード大学人間性の未来研究所リサーチフェロー、ダニエル・デューイ氏)

③  「私は特に、ロボット兵器システムが軍用される可能性を懸念しています。」(ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで認知コンピューティングを専門とするマーク・ビショップ教授)

④  「機械を停止させたくてもできない、従わざるをえないような時代」
(サン・マイクロシステムズの共同創業者でチーフサイエンティストのビル・ジョイ氏)

⑤ 「「グレイ・グー」(灰色のネバネバ)シナリオというものがあります。ごく小さなロボットが恒常的に自己増殖し始め、地球上のすべてを食い尽くしてしまうという説」

(出典:人工知能ってどう怖いの? 人類を滅ぼすいくつかのパターン

 

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