なでしこジャパンがリオ五輪アジア最終予選で敗退となり、佐々木監督は、事実上の更迭?退任となりました。
2013年には、ドイツ戦での敗因が佐々木監督の無能によるものだと散々ネット上では叩かれていましたね。
それでもワールドカップ初代優勝、ロンドンオリンピック銀メダルという輝かしい功績があるのは、佐々木監督の的確な指示によるところが大きいのですね!
3月9日の北朝鮮が最終戦となります。五輪出場を逃したとはいえ、選手は気持ちを切り替えて勝つことに集中しておりました。
DF岩清水選手は
「長い間一緒にやってきたメンバーでは最後になるだろうし、みんな笑顔で終われたらいい」
と語っておりました。
「なぜ弱くなったのか?その元凶は何か」について3月22日号のFLASHが暴露しております。
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空中分解の元凶は?
昨年引退した澤穂希さんは、率直に自分の気持ちを語っておりました。
「相手にプレッシャーを全然かけられないし、気持ちが足りない!」
中国戦にも負けたのは、何が不足していたのでしょうか?
「顕著なのは、長年チームを固定したことによる劣化とチーム内にある温度差」
と某サッカーライターは指摘しました。
「’11年独W杯優勝時からメンバーが変わらないと言われているが、じつは’08年北京五輪から主力はほとんど変わっていない。成熟よりも8歳年取った“熟年チーム”。独W杯以降、各国がレベルを上げる中、佐々木監督は新たな戦術を編み出せなかった。加えて新戦力をほとんど試すこともせず、旧態依然の顔ぶれで戦い続ける無策ぶり」
ちなみにライバルの米国は、’12年ロンドン五輪優勝後に新監督を迎え、
’15年カナダW杯でも世界一になるなど、チームの新陳代謝が機能している。
一方、“長期政権”の日本は、若手を迎え入れる環境が悪すぎた。
また、チーム内には、主力と若手の一体感が醸成されていないというのです。
韓国戦で、活躍した横山が後半に交代すると、ベンチを出て労をねぎらうベテランは誰もいなかった(?)というのです。
このような状況は、致命的でサッカーを楽しむ雰囲気がないことと、
先輩の指導の欠如が見受けられます。
さらに、選手と佐々木監督との温度差も際立っていたそうなのです。
佐々木監督の指導には、スパルタ式が有名ですが、試合の合間の練習が
きつすぎて澤主将が緩和を進言したほどでした。
年々厳しさと緊張感は失われていったそうです。
この辺も、最年長者で主将でもある選手の“顔を立てる“こと、
俺も言うことを聞いたのだから、みんなも聞くようにとの暗黙の指示が
不足しておりますよね!
これは、リーダーシップ論でもよく言われておりますが、
“目標に向かって進む者の心を同じ方向に向けさせる”力不足ということが出来ます。
本当に有能なリーダーは、何も言わなくても仕種や行動で教えていくものなのです。
それと裏腹に、佐々木監督の知名度、評価は上昇する。
(出典:http://www.soccer-king.jp/news/japan/nadeshiko/201…)
「世界一の監督」の称号を得た後は、講演の依頼が殺到したのです。
「1回の最低ラインが100万円と高額だが、依頼は途切れなかった。試合会場での選手のチェックも滞りになり、“あ~あ、今日も講演か?”“どうせノリさんは・・・”とシラけていた」
というのです。
佐々木監督は更迭されても、次の仕事に影響はないとのことで、
以前の所属先である大宮の強化、育成を任されるGM職が内定しておりますし、
昨年から始めた母と娘のサッカー教室が大盛況だそうです。
講演(半額程度に低下している)、サッカー教室など加えて、年収は4千万円程度なるといわれております。
これでは、熱の入れ方も違いますよね!
一方、なでしこイレブンの平均年俸は、300~400万円程度。
中にはいまだにアルバイトをしながらサッカーを続ける選手もいるなど、
”待遇”の格差は著しいのも事実です。
高倉麻子次期監督のプロフ

- 生年月日:1968年4月19日(47歳)
- 出身地:福島県福島市
- ポジション:MF
- 利き足:右足
- 学歴:福島成蹊高等学校、和光大学
- 資格:2011年JFA 公認S級コーチライセンス取得
- 受賞:2012、’13:アジア年間最優秀コーチ(女子の部)受賞
1992、’93:Jリーグ最優秀選手賞
ベストイレブン:7回
特別賞:1999、
優勝4回(全日本女子サッカー選手権大会)
最優秀選手賞:1988、
- 夫:竹木一彦(サッカー指導者)
- 所属 1985~1998:読売ベレーザ
1999 :松下バンビーナ
2000 :シリコンバレー
2001~2004:スペランツアFC高槻
- 代表歴:1984~1999:日本、FIFA女子世界選手権1991、1995年2大会出場の。
ずばり、U-20女子日本代表の高倉麻子監督です。
高倉監督は、福島県出身で、現役時代は、読売(現日テレ)などで活躍し、1996年アトランタ五輪に出場しました。
引退後はU17女子日本監督として、2014年のU17W杯を制しました。若手育成の手腕が高く評価されております。
現在のU17はフル代表で行われる’19年W杯フランス大会や’20年東京五輪の主力としての活躍が期待されております。
高倉監督は
「若い選手には『まだまだ頑張らないと』と話し、未来に向かって進んでほしいと思う。」
と今後の代表入りを目指す選手への期待を述べておりました。
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