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西日本を襲った記録的な豪雨で、被災地では13日も被害が大きかった
広島県を中心に広い範囲で断水が続いている。
6日夕に最初の大雨特別警報が出されてから1週間がたったのです。
各地の避難所には6000人余りが身を寄せており、死者は192人、安否不明者も68人に上る。
厚生労働省などによると12日午後10時現在、広島県を中心に20万7508戸で断水しているのです。
梅雨も明けて各地の気温は30度を超えて、真夏日の酷暑が続いている!
断が続いており、危機的状況に陥っております。
ここでは、各地の状況と原因を調査し、今後の見通しについて調べて見ました。
【西日本災害】各地の断水の状況は?

厚労省によると、断水は10日午後8時時点で広島県が21万1310戸、愛媛県は2万2757戸、岡山県が2万17戸。
3県などでは各地の水道事業者や自衛隊から給水の支援を受けている。

主な原因となっている広島県内の送水用のトンネルと取水場のうち、トンネルは12日から浄水場への送水を再開したが、
各戸への給水にはまだ時間がかかる見通しとのことです。
取水場は復旧作業中で、16日の送水開始を目指す。呉市と尾道市の一部では給水が再開した。
広島県では、広島市の川から呉市に水を引き込む送水トンネルに土砂が流れ込むなどしたため、
呉市などへの供給が停止。三原市などでも取水場が水没した。
本郷取水場が冠水し不能となった。

(▲ 広島・取水場)
呉市で9万3279戸の断水で、総世帯数が11万872戸なので、8割超に断水が発生しているのです。

(▲ 呉」小屋浦開閉所)
三原市などでも 本郷取水場が水没した。送水トンネル(導水路)は13日、三原市の取水場は16日の復旧を目指すが、
各戸への送水が可能になる完全復旧にはさらに時間がかかるという。

(▲ 本郷取水場)
岡山県倉敷市は高梨子川に隣接する 真備浄水場が冠水し電気系統が電気ショートし、
浄水場の機能が停止したのです。
8900世帯が断水でほぼ全滅です。
しかし、「総社浄水場」からの総帥が可能で、10~19時まで生活用水として給水を再開した。(飲用は不可)
愛媛県宇和島市では 浄水場が土石流に襲われて再開不能となっており、復旧のメドは立っていない。

全国の水道事業体が加盟する日本水道協会(東京都)は、大規模災害時には、
被災自治体からの応援要請をとりまとめ、給水車を派遣している。
11日は、近畿や四国など約90の自治体から給水車計117台が派遣され、広島、岡山、愛媛の3県の支援に入ったのです。
ダムからの水道水の流れの仕組みは?

(▲ 浄水場後のイメージ)
一般的には、
ダム→取水塔→導水路(導水管)→浄水場→送水管→給水所→排水管→給水管→各家庭
の工程であり、今回の災害を説明するには分かり易いです。
【浄水場の役割】
浄水場は河川や湖沼、ダムから取り入れた水を浄化・消毒するための施設で、私たちに安全な飲み水を届けてくれています。
その浄水場には、大きく3つの役割があります。
① 安全な水を供給する
② 有害物質を取り除く
③ 水道水の安全性
【給水所の役割】
浄水場から送られてきた給水所にためて時間ごとに送る水の量や水圧を調整するのです。
【送水トンネル(導水路)】
幅2m,高さが2mの馬蹄形をしております。深さは約2mあります。
建屋が流され、ここに土砂が流れ込んだのです。手動で除去したのです。
下流には、呉市などに水を贈る重要な水路なのです。
早いところでは2~3日後には水が届くようになります。
断水に市民の声は?
◆ 給水が始まってから毎朝4人分の水をもらいに来ている。
容器もペットボトルぐらいしかなく全然足りない!(2時間近く並んだ渡辺さん)
◆ 自宅近くの小学校に出かけ解放されたプールの水を汲んで生活用水に使っている。
◆ 粉ミルクもお風呂も洗濯もきれいな水が必要で、早く復旧してほしい!そろそろ限界です。(二児の母)
◆ 貯水槽の水を節約するため危機の洗浄を最小限に抑えっている(医療機関)
◆ 入所者全員を遣い捨てタオルで拭くなどしており、職員から衛生面で心配する声も・・・(高齢者施設)
まとめ
専門かは、
「今回の災害は、 取水設備や浄水場の被害が大きい。浄水場の復旧が最も難しい。」
「各家庭に水を復旧させるには、給水管などのチェックも必要!さらに時間がかかる!」
と述べており、意外な弱点が分かった災害となったのです。
についてまとめました。
関連記事は以下にもあります。
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