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日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題を受け29日、
関東学生連盟が緊急理事会を開催し、日大アメフト部関係者の処分を決めた。
内田正人前監督と井上奨(つとむ)コーチは最も重い除名処分。
反則行為を行った宮川泰介選手と日大アメフト部自体は18年度シーズン終了まで
公式試合の出場資格停止処分となった。
森琢コーチは資格はく奪処分が科された。
関東学連の規律委員会が調査したが、反則をした宮川泰介選手、内田、井上両氏らに聞き取り調査を実施。
両氏による「反則指示」の確証を得た点について説明したが、
ここでは、各項目について整理します。
教職員組合の声明(5月31日追記)はコチラから直接に見れます。
Contents
関東学連の規律委員会の内田前監督の“ウソ”の証明は?
日本大学アメリカンフットボール部の選手が重大な反則行為をした問題で、試合を主催した関東学生アメリカンフットボール連盟の柿澤優二理事長や森本啓司専務理事による記者会見が午後9時10分ごろから都内で始まりました。 https://t.co/BmbeeVikbq
— NHKスポーツ (@nhk_sports) May 29, 2018
鈴木スポーツ庁長官に報告のため、約30分遅れて会見したのです。
したがって、内容もかなり踏み込んだものとなっております。
決定した処分内容は、上記の通りですが、関東学生連盟の理事会では20人中4人が、
処罰内容について反対したのです。
調査は、日大関係者、関学関係者、目撃者、審判などおよそ20人にヒアリングしております。
その他にも、当該試合の動画、通信・音声データの確認がなされて、表に出ていないものもあったようです。
関東学院の説明では、
「宮川選手や前監督、コーチから聞いて一致していることは事実と認定できるが、
一致していない事項は“最も合理性の高いもの”を事実として認定」したそうです。
1回目の反則の事実認定は?
① 内田前監督は「指示していない」「見ていない」については、
関東学連の映像検証では、監督もコーチも「反則行為をしっかり見ていた」
「ボールの行方を追っていない」「重い罰則にも不自然なほど淡々とした様子」
「宮川選手に声を掛ける様子もなかった」
さらに新しい事実として、審判が反則が目の前で行われ「おい!君は何してるんだ!」
と思わず怒鳴りつけたのです。宮川選手は「はい!すみません」と答えたのです。
試合中に審判が選手に声を掛けるのは異常であり、
宮川選手の返答は、正常な判断能力を持っていたと判断したのです。
すなわち“異常な興奮状態ではなかった!
指示を受けて冷静に行動した”と認定したのです。
2回目の反則の事実認定は?
「わずか3プレーの間に同一選手による2度の反則で、宮川選手を指さしながら退場にすべき」
と関学大・鳥内監督は言うのです。
審判は、森ヘッドコーチに対して「この91番の選手はちょっとひどい何とかせよ」と告げたのです。
森ヘッドコーチは「すみません」と反応したが、宮川選手を交代させる事なくプレーを続行させた。
という事実関係があること、1回目と2回目の反則について、内田前監督は
「ヘッドホンを落としていた反則への指摘聞こえなかった」と述べておりますが、
関東学連の映像検証では、ヘッドホンを披露動作が認められない。
すなわち「反則を見ていない」は虚偽と判断したのです。
ヘッドホンは、コーチもしており相互に連絡できるようになっており外してはいけないし、
そう簡単に落ちるものではないようなのです。
監督は、映像では落としてはいなく、手に持っているのです。
3回目の反則の事実認定は?
宮川選手の会見では
「普段から『相手が掴んできてもおとなしすぎる』などとコーチから指定されていた。
向かってきた相手選手にやられっぱなしにできないと思い意識的の行った行為だった。」
関東学連のヒアリングでは、
「エキサイトはしていなかったが、何もしない受け身の状態でいると、
監督やコーチから闘争心がないと叱られるからあえて荒々しく立ち向かった。」
3回目の反則後退場した際に
コーチは会見では
「頭をタッチした意味は本当にない、労うと言う意味はなかった」
と言っていたが、関東学連のヒアリングでは、
「今日は退場だが、次の試合があるのだから気にするな!これでお前が成長できればいいじゃないか」
と告げていたのです。井上コーチの言い方が変わっているのです。
その後、試合中の円陣で、リーダー格の選手が
「宮川は監督の言うとおりにやったんや」
というニュアンスの発言があったのです。
この声は、観客席にまで聞こえており複数の人が聞いているのです。
この表現が“指示”であり“虚偽”と明確に踏み込んだ根拠となっているのです。
試合前後の関東学連が認定した事実は?

◆ 宮川選手が実践の練習を外された
「やる気があるのかないのか分からない」と前監督は言っておりますが、
これは、今月3日、あるプレーでQBにタックルをできなかったという理由で
練習から外されたことが分かったのです。
◆ 日本代表を外して理由は?
前監督は、「あの時点では外していない」と言ったが、
宮川選手は、「日本代表を辞退するように言われた」と言っており
監督からの“指示”と認定し、虚偽の証言としたのです。
◆ 前監督は前日に「渡しからの指示ではございません」
コーチは、監督から「QBを怪我させて来い」というような指示はありません。
「損か得か 私は言っていません。」と言っておりましたが、
関東学連の判断は、
コーチが「QBを潰せば出すと言っている。友達なのか?怪我をして秋に出られなくなれば得だろう」
先輩は、コーチが以下のように言っている
「1プレー目からアライン(守備位置)はどうでもいい、リード(本来の役割)もしないでQBに突っ込め」
の表現から、監督・コーチの表現は虚偽と認定したのです。
◆ 当日は、コーチは「監督に『QBをつぶします』と言ってこいと言いました。」
この点については、宮川選手の名前がスタメンにない。
監督は、「彼が何を言っているか正直わからなかった。
3mか5mのところに来て帰ったことは記憶しているが、その時の会話はない。」
と言ってましたが、コーチから「出して下さいと監督に言え」といわれて
「相手のQBを潰しに行くのでつかってください」と伝えたら
監督から「やらないと意味ないよ」と言われた。
したがって子の会見の監督の発言は虚偽であったのです。
◆ 試合前のセレモニーでコーチは「何も出ませんでしたじゃあかんぞ!やってこい」と言いましたと言っております。
宮川選手は「リードしないで突っ込みますけどそれでいいんですね!」といったら、
コーチは「それで行け、できないじゃ済まされない」と言ったのです。
ここに先輩が介在しているのは、重要な事実なのです。
◆ 試合後、監督は「ボールを見ていてプレーを見ていなかった。どの程度の反則なのか正直わからない。」
と言っていたのですが、記者が「やり過ぎでは?選手がはき違えてしまったのでは?」
の質問に「はき違えたというより、僕が相当プレッシャーをかけてそういう方向にもっていっている。
宮川はよくやった!もっとやってみなと思う。」
と発言しており、“見ていなかった”のは嘘の表現と認定したのです。
ようするに、本当のことをほとんど言っていないことが分かったのです。
日本大学の反応は?
日大アメフト部・部長加藤直人氏は、
「弊部といたしましては、本日受領いたしました、関東学生アメリカンフットボール連盟の
ご裁定を重く受け止め、真摯に対応させていただきたく思います。(中略)
また、弊部当該選手の一日も早い復帰並びにチーム活動の再開をお許しいただけるように
分を一新して、誠心誠意努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。」
反論できる状況でもなく、完敗の状況です。
日大の“第三者委員会”はどのような形になるかは予想もできませんが、
苦しい状況であることは間違いありませんね!
日大アメフト部の今後は?
◆ 2018年シーズンの公式試合出場停止処分を受けました。
ただし、
チームとしての原因究明を行いそれを踏まえて、実効性のある再発防止策の策定・実施。
・抜本的なチーム改革・組織改革。
・チム改善報告書を関東学連に報告。
・検証委員会によって確認し理事会で承認
・されれば“出場停止”が解除されるのです。
早ければ今シーズンの参加もあり得るのです。
日大側の第三者委員会の設置を準備しているのですが、進展はないようです。
設置されたとしても、内田監督(常務理事)を優先し、
日大アメフト関連を後回しにする可能性は大と言われております。
再建のカギは、
・秋季リーグ戦の選手・コーチ登録は7月下旬から、
・世間にどう変わったかをアピールできるか?
・現状の体制で部内人事を変更できる人物は日大アメフト部の加藤直人部長がいるが、
アメフトの直接携わっていなかったので、“刷新の意思が見られない”のです。
したがって、日大アメフト部OBの方が立ち上がり“改革のキッカケ”になるかもしれないのです。
日大アメフト部声明は?
⇒【全文掲載】日大アメフト部 声明文はコチラ
父兄関係者の言葉では、宮川選手や00が発言する中で、自ら発信すべきと言いう思い、
宮川選手に対する強い思いを伝えるべくかいたようです。
なぜこのタイミングかは、
「選手の意見をまとめて声明文が出来たのがたまたまいまだった!関東学連の意見は関係していない・」
と父兄は言っております。
教職員組合の声明で「内田前監督の常務理事解任」を求めた(5月31日追記)
日大教職員組合は21日、一連の騒動で低下した社会的信用を回復するため、
真相究明、大学改革などを求める声明文を出したが、5月31日には、
「内田前監督の常務理事解任を 日大教職員組合が要求書/アメフット」を再度提出した。
日本大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、日大教職員組合は31日、
内田正人前監督を常務理事などすべての役職から解任するよう求める要求書を公表した。
田中英寿理事長宛てで、同日夕、日大本部に提出する。趣旨に賛同する教職員の署名も集める。
要求書では、大学側の一連の対応で
「保身や組織防衛のためには学生を平気で切り捨てる大学という負の烙印が押された」と批判。
内田前監督ら5人の常務理事全員を解任した上で、
田中理事長や大塚吉兵衛学長も辞任し「大学上層部の『解体的な出直し』を図るべき」だと強調した。
アメフット部の部長やコーチ陣の解任も求めた。
権力の一点集中など日大の構造的問題に目を向けるべきだとし、
運動部の監督や部長を理事と兼任することを禁じ、権力の集中を抑える仕組み作りを提言した。
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まとめ
いかがでしたか?
宮川選手の証言が逐一立証されたことになるのです。
内田監督の指導方法に嵌りこのような結果を産んでしまったが、
日大側が守りたかったのは何なのか?
内田監督は日大のNo・2の地位にあり、次期理事長との声もあるのです。
これからも守り切れるのかが疑問になってきました(おそらくは無理です。)。
この問題は今後も続くことが予想されます、
目が離せません!
についてまとめました。
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