関山和秀の人工クモ糸が凄い!世界が変わる?経歴や高校・収入は?山形のスパイバー(株)

こんにちは。今日もご訪問いただきありがとうございます。

NASAの依頼で炭素繊維が開発されたときは、世界中が驚きました!

一挙にその繊維は広まり多種多様の用途が開発されました。

しかし、それを遥かに凌ぐ繊維が開発されたのです。

それは「人口クモの糸繊維」です。

どんなに凄いのか(?)調べてみました。

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関山和秀のwiki風プロフ

◆ 名前:関山和秀(せきやまかずひで)

◆ 生年月日:1983年1月2日(33歳)

◆ 出身:東京都大田区、

◆ 家族:3人兄妹下に双子の妹

祖父・父共に会社経営・電子部品(カスタム電源)

◆ 学歴:2001年慶應義塾大学環境情報学部入学(慶応幼稚舎・慶応中学・慶応高校)

父も慶応大学商学部卒、米国MBA取得

関山和秀氏は慶応幼稚舎からの生粋の慶応ボーイです、が落ちこぼれです。

小学校時代から勉強をしないため、中学校に上がったら留年するだろうと友達から言われていました。

高校時代も高校受験で他校から優秀な奴が入って来るから大変だぞと言われ、

高校で最初の試験で学校の歴史に残る最低点6点を取ります。

それでも父親も慶応出身ですし米国でMBAの資格を取る位ですから、

基本的に頭が良いのですね!何時・何処でやる気を出すか?です

慶応幼稚舎へ入学する為の受験勉強以外は、それ以降をエスカレーター式に進学できるので

一度も受験勉強に時間を費やすことなく青春時代を過ごしています。

この事は関山氏にとって本当にこの時間的余裕が人格形成には大きなプラスの影響を与えていると

実感されています。

その時間的余裕から人生とは何か?幸せとは何か?本当に沢山考え尚且つ本も読みます。

最終的に「幸せ」になるための条件が「家族や身近な人たちが幸せであること」身近な人を

取り巻く人たちが幸せでなければならないと考えると、最後に辿り着くのは世界の人の幸せです

何か宗教的・哲学的になって来ますね

中学時代に父親の関係でアメリカに1カ月半ホームステイさせて貰いますが

それがハーバート大学の近くで家族もハーバート大学出身者や在校生です。

「貴方も大学はハーバートに来なさい」と勧められますし本人もその気になりますね!

(皆エリート中のエリートですね、我々庶民と違います)

そして高校から大学に進学する際に文系志望でしたが

富田勝教授の慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の理系の説明会をたまたま聞いた事が

運命的な出会いとなるのですね。  神の啓示ですか?

この教授の元で勉強したいと思う訳です、そして教授にお願いします。

「実は僕は高校でも落ちこぼれですが先生の所で勉強したいので何とかお願いできませんか?」

この辺は、やはりお坊っちゃま!

富田教授はあっさり拒否です。

勉強してそれなりの成績を取って貰わないと来て頂く訳には行きません!

ここから猛勉強を始めます。

猛勉強の始まりは?

やはり、持っている物が違うのですね、どんどん成績が上がります

自分でもやれば出来るじゃないかと納得する訳です。

多分、関山氏もIQとか調べたら相当な資質を持った人なのでしょうね! 出来る人は出来るので・・

(司馬遼太郎さんも言っています、才能が無い人間が幾ら頑張っても天才には追いつけない)

そして無事、慶応大学環境情報学部入学です、文系なら、

そんなしんどい思いをする事無く進学できたのにね。

その夏、山形に出来た慶應義塾大学先端生命科学研究所へ赴きます、

東京のお坊っちゃまが山形です

余りにも田舎で落胆するかと思いきや、逆に自然環境に恵まれた素晴らしい所だと感動します。

これまで殆ど勉強をしなかった人間が入学する為の勉強に引き続き、

皆んなに追い付く為に猛勉強を続けます(大学からの慶応入学組なんかは相当勉強してきていますからね!)

すると周りのレベルが違うと思っていた同級生が大した事が無い奴に思えてきます。

自信が湧いてきたのですね、元からエリートですから・・・

まあ、将来的には研究の何たるかを解ってきたし、

技術面ではそういう人間を使って何かを立ち上げたいと考えるようになります。

「バイオテクノロジーのイロハも大分、分かったけど俺は研究者ではないな」と考えます。

やっぱり親父みたいにMBAを取得して将来的には今の研究者を上手く捕まえて会社でも

作りたいなと考えますね、昔のホームステイ先のハーバート大学が良いかと考えます。

教授に推薦状をお願いします。

快く推薦状を書いて貰えると思っていたのですが教授は

「君は他人の褌で相撲を取るのか?関山君を見損なった」

と言われてしまいますね、ショックです!

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クモの糸との出会いとは?

そして「自分でシーズ(種・ネタ)を作れ、後からビジネスなんて学べばいいんだ」と言われ、納得します。

結構、直ぐに納得するのですね、やっぱりその辺がお坊っちゃまですから、擦れていないのです

ネタ探しです、色々探しますね、ありとあらゆるものを検討しますが中々辿り着けません。

そして或る時、仲間内で飲み会の席で「世界最強の動物は何か?」と言う話題になります。

当然、最初にでるのは百獣の王ライオンですね、象の方が強いよ!

スズメバチの猛毒は象も殺すと言うよ、そのスズメバチもクモに捕えられて喰われてしまうね。

捕まえるのはクモの糸、クモの糸はそんなに凄いのか?

そんな事からクモの糸に関して色々調べていきます。

クモの糸を1cmの太さにするとジャンボジェット機も吊るせるくらいだし、

その強度は、防弾チョッキ等に使用される化学繊維ケプラーの4倍、

さらに、衣服として使用する際に必要な伸縮性もナイロンより高い事が解ったのです。

そこで教授にクモの糸に関して調べて情報を見せて相談すると

「それは良いんじゃないですか?」

と賛成して貰ってクモの糸の研究が始まります

普通に考えるとクモを沢山捕まえて糸を吐き出させて、

それを採取し合成する事を考えますが蜘蛛は肉食動物でお互いに喧嘩して、

クモに糸を安定して大量生産させるのは難しいのです。

そこでどうするか?

ここからが問題です、色々調べて行きますが当時、

遺伝子の研究が大分進んで来ていましたDNAの研究も関山氏の2年後輩の菅原潤一氏が

色々研究していました。

「クモの糸はタンパク質でできていて、そのタンパク質を作る情報はDNAに書き込まれています

クモの糸を作る情報(遺伝子)をクモのDNAから取り出して、バクテリアに組み込むことで、

クモの糸をバクテリアに作らせるというところまで行き着きます

(簡単に言いますがそこに行きつく事ができなくて断念している研究者が多いのです)

調べてみると1990年代にクモの糸の人工合成化が盛んに研究され米軍が

カナダのベンチャー企業と共同でヤギの乳からその成分を取り出すことに成功していました。

そこで数十億の資金を費やして量産化をはかりますが途中で断念です。

NASAや米軍、デュポン社でも研究しながら途中で頓挫しています。

バイオテクノロジーの研究やDNAの研究がここ数年で大幅に進歩しています。

そういう事も成功に寄与したのではないでしょうか?コンピューターの進歩も有りますね。

関山氏自身もこの事をタイミングとして次の様に述べておられます。

「私たちが研究を始めるのが早すぎれば基盤となるようなバイオテクノロジーが

発達していなかったと思いますし、逆に遅すぎれば、

ほかの海外のチームにイニシアティブを握られていたと思います。」

正にその通りだと思います、タイミング・時と言うのは大事ですね!

そして2007年遂にクモの糸の数ミリですが作る事の成功する訳です、

研究を始めて僅か3年!この事に「びっくり」です。

これだけの凄い研究開発が幾らタイミングが良かったとは言え3年で物に出来るとは???

しかしこの研究を続けて量産化を考えると研究室での予算は限られています。

<Youtube>

クモの糸で変わる世界: cccc at TEDxTokyo

会社起業

それならと言う事で大学院を中退し起業しますね。

当然、関山氏が社長となります、そして研究室で知り合った2年後輩の菅原潤一氏、

そして関山氏とは高校時代からの仲間で公認会計士として他の会社に勤めていた水谷英也氏も

引っ張ってきますね。

この3人でお互いに資金を出し合って会社を立ち上げます。

スパイダー+ファイバー=スパイバー →最初の社名:スパイバー株式会社

現在はSpiberと英文に社名変更し登録も最初の神奈川県湘南市から現在の山形県鶴岡市に

住所変更もされています。

◆設立:2007年9月26日

◆資本金:20億5533万円

◆本社所在地:山形県鶴岡市覚岸寺字水上246番地2(鶴岡市先端研究産業支援センター内)

◆取締役兼代表執行役 : 関山和秀

取締役兼執行役 : 水谷英也(公認会計士)

取締役兼執行役 : 菅原潤一(Ph.D)

取締役兼執行役 : 東憲児

社外取締役 : 岡田憲明

社外取締役 : 荒井俊行(弁護士/NY州弁護士)

社外取締役 : 松橋香里(公認会計士)

社外取締役 : 伊藤毅

▲関山和秀氏         ▲水谷英也氏         ▲菅原潤一氏

Spiber本社

<▲本社・研究棟>

最初は会社組織にするという事で全員の持ちよりで1000万円の金を用意しますが、

設立当初は全員無給です、それぞれアルバイトをしたり、奨学金を貰ったりしながら食い繋いでいます。

このままでは明日は会社がなくなるな、と言うような状況も経験していますが、

研究自体は世界的にも評価の高い仕事です、周りが見捨てるわけが有りません。

この研究をアピールして出資を仰ぐにも兎に角、形に仕上げて展示する事を考えます。

新しい事はやはり六本木ヒルズですね、色々コネクションを頼ってまたまた慶応閥、

竹中平蔵氏の協力もあり、展示場のキャンセルが出た所に入りこませて貰って

青色のドレス」を展示する事に成功します。

Qmonos        Qmonos-2

ドレスに仕上げるのに大変な労力を要するのですが、

色んな部署の協力により展示に漕ぎ付ける事が出来ました、

色んな会社から問い合わせや合弁会社党の話が舞い込むのです。

そこで2009年にベンチャーキャピタルから総額3億円の資金調達に成功します、

ジャフコから2.5億円、ニッセイ・キャピタルから5千万円調達しました。

これにより社員を増やすことができ、設備の拡張も可能になりました。

2015年10月、ゴールドウインとの事業提携を発表、

同社からの30億円の出資を含む約96億円の第三者割当増資を発表。

人工クモ糸の合成繊維「QMONOS」を表地に使用したアウターウェア

「MOON PARKA」(写真着用)を共同開発、2016年の商品化を予定しています。

 

Qmonos-3         Qmonos-4

関山氏が創業当初より目標として見据えるのは輸送機器への活用です。

例えば、ぶつかっても衝撃を吸収して歩行者にけがをさせない車「自動車の設計から在り方まで、

全てを変えられる可能性を秘めています」

2012年よりトヨタ自動車系の大手自動車部品メーカー、小島プレス工業と提携

2015年5月には大規模な人工クモ糸繊維の試作プラントの稼働を開始しています。

そして子会社も設立されています。

自動車部品メーカーの小島プレス工業(愛知県豊田市)と共同出資の

新会社「Xpiber(エクスパイバー)」を設立します、資本金:4億5000万円(出資比率不明)

代表取締役:関山和秀氏となります。

しかしそんなクモの糸もそれ以前に眼をつけて研究していた人がおられます。

奈良県立医科大学の大崎茂芳名誉教授です、天然のクモの糸を35年間研究されています。

大崎先生は天然のクモ糸を収集して、過去にクモの引き糸を19万本より合わせて太さ4ミリの糸を作成し、

自らの体重に耐える強さがあることを実証しておられます。

バイオリンの弦にも使用されています、音楽家からも大変好評を得ています。

これだけの天然の糸を収集するのは大変な労力ですね、

クモの習性まで見極めてどうすれば糸を吐き出してくれるか慎重に見極めて採集されています。

クモ糸繊維ー1        2クモ糸繊維ー

<▲大崎茂義教授>

またスパイバー社やエクスパイバー社も独占で商売が出来る訳ではありません、

当然、海外に同様の研究をし、事業化した会社があるのです。

独アムシルクとの競争が待ち受けています。

アムシルクは「Biosteel」と名付けたクモ糸繊維の試験生産を拡大すると説明しています。

Biosteelも遺伝子組み換え技術を用いて生成したクモ糸タンパク質で100%作られており、

紡糸器具を使用してクモ糸の構造を再生しているのです。

さらに米ミシガン州を拠点とするクレイグ・バイオクラフト・ラボラトリーズもライバルとなります。

同社はカイコを遺伝子操作し、クモ糸繊維を含んだ生糸を紡ぎ出せるようにしたという。

カイコが生成する通常の生糸に微量のクモ糸タンパク質が混ざることで強度が増すという手法です。

関山氏は既に競合他社より1.5歩から2歩先んじていると考えておられます。

さまざまな機能を持つ新しいクモ糸を最低3日で設計でき、生産可能な250種類ものクモ糸を既に蓄積していると言う事です。

本物のクモが生成可能な糸は約7種類、強度や伸縮性、粘着性が異なるさまざまな種類の糸が

そろっていれば、応用範囲も広がります。

このクモの糸はベースの素材が人工たんぱく質なので原料を石油に頼らないと言うことで

枯渇資源である石油を消費する事無く作ることが可能なのです。

我々の若い時代は石油は30年で無くなると言われていました、

今は石油も色んな手法で取り出されて枯渇資源と言われながらどんどん採掘されています。

どこまで採掘出来るのでしょうか?それでも枯渇資源には代わり有りません、使わないようにするべきです!

スパイバー社で開発されたクモの糸は常温での生産も可能なのうえ、

鋼鉄の4倍の強度とナイロンを上回る伸縮性まであるのです。

<余談となります!>

ここで想い出すのが芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ですよね、カンダタと言う泥棒で悪人が、ある時、

蜘蛛を踏みつぶしそうになったのを気づいて逃がしてやったのでお釈迦様が地獄に蜘蛛の糸を垂らして

助け上げようとするが、カンダタが捕まって昇って来て、下を見ると沢山、下でもその蜘蛛の糸を掴んでいま

す、当然、そんな事をしたら切れてしまいます、それでカンダタが下でこの糸に捉まっている人に止めろと言

いますがそれを言ったが為に、カンダタの手元でその糸は切れるのです。

昔からこの小説に疑問を感じていました、お釈迦様ともあろう人が蜘蛛の糸なんか垂らして助けられると

思ったのか? それとも最初からお釈迦様のお遊びだったのか?

今の,このスパイバー社の「クモの糸」か或いは大崎教授のクモの糸ならいざ知らず、普通の蜘蛛の糸を

垂らしたお釈迦様の良識を疑いましたが、皆さんは如何だったでしょうか?

今後の展開は?

 

それは別問題として、関山氏は

「ようやくスタートラインに立った、ただ、今は視野がはっきりしているし、乗り越えなくてはいけない課題

もはっきりしている」と述べています。

クモの糸ばかりが注目されていますが、研究担当の菅原潤一氏は最初にDNAを長期記憶媒体として

使う事に注目しています、それの応用でクモの糸を作る

クモのDNAを微生物に移す事でクモを使わずにクモの糸を作る事に成功したわけです。

これからもスパイバー社としては「クモの糸」と「DNAの長期記憶媒体」としての活用を

2本柱にして会社の発展を謀りたいとの方針です。

2016年には「MOON PARKA」の量産化、そしてSpiber株式会社の上場も見えてきます。

(金の余裕のある方は是非買って置くべきですね、証券会社との間に余程ツテが無いと回りませんね)

若い方達はこの会社への就職も考えたらと思います、絶対お勧めですね!

まとめ

多分、中村修二博士の青色発光ダイオードと並ぶ位の発明です、

大企業に喰われないように頑張って欲しいものです。

大企業さんなんか虎視眈々と狙っていますかね???

当然、ノーベル賞ものですよね!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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