ICANの活動内容とは?ノーベル賞受賞の理由と核兵器廃絶キャンペーンについて

こんにちは!今日もご訪問いただきありがとうございます。

ノルウェーのノーベル賞委員会は6日、今年7月に国連で採択された

核兵器を違法とする核兵器禁止条約の成立で「主導的役割を果たした」として、

今年のノーベル平和賞を、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)

に授与すると発表しました。

ICANは、核の非人道性を訴え、広島や長崎の被爆者や

日本の反核・平和運動の中心的存在である日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)

と連携して運動を展開していた。

ICANとはどんな組織で、どんな運動をしてきたのでしょうか?

早速、迫ってみました。

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ICANの活動内容とは?

ICANとは、International Champain to Abolish Nuclea Weapons noryakude、の略で、

日本語にすると「核兵器根絶国際キャンペーン」となります。

1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)

のオーストラリアの運動から派生し、07年に正式に発足した

政府に対して核兵器禁止条約の交渉の開始と支持をはたらきかけ、

説得し、圧力をかけるために、

すべての国の人々を結集する活動をしている全世界的なキャンペーンの連合体です。

私たちは、政府、国際機関、市民社会団体、その他の活動団体に対して

次のことを求めますと主張しております。

1)核兵器のいかなる使用も、破滅的な人道上および環境の危害を生じることを認めること。

2)核兵器の禁止は、核兵器を保有しない国にとっても、普遍的、人道的な責務であることを認めること。

3)核保有国は、保有する核兵器を完全に廃絶する義務があることを認めること。

4)核兵器禁止条約の交渉のための多国間協議を支援する行動をいますぐ起こすこと。

ようするに、核兵器を「使用しないこと」「廃絶の義務がある」「多国間協議を支援」

を詠っているのです。

ICANには、核兵器の非合法化し廃絶するという歴史的好機を捉えるために、

60カ国以上から人道上、環境、人権、平和そして開発に関わる団体が集結しています。

ICANは、メディアやネットを使ったキャンペーンを展開し、

国際会議へのNGOの参加を促したり、核兵器禁止条約を求める国際世論を高めたりしてきた。

広島での被爆体験の証言を続けるカナダ在住のサーロー節子さん(85)や、

長崎の被爆者で「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)の代表委員も務め

今年8月に88歳で亡くなった谷口稜曄(すみてる)さんら、

核兵器の被害の実態を訴える日本の被爆者の声を、

広く世界に伝える役割も果たしてきたのです。

ICANに日本が参加しない理由は?

アメリカの「核の傘」の下にある日本は、アメリカに配慮して賛同せず、

被爆国として核の恐ろしさを訴えながらも核を否定できないという「二面性」を見せた。

何故でしょうか?その理由は、

今回の核兵器禁止条約が、これまでに国連でなされてきた一連の核廃絶決議とは異なり、

核兵器の法的禁止を目指しているからです。

米ロ関係の悪化による保有国間の核軍縮の停滞があり、非保有国の不満が高まっていったのです

非保有国が進めようとしている核兵器禁止条約は、交渉がこれからなのでまだわかりませんが、

法的拘束力を持つものになることが予想されます。

そうなった場合、この条約に署名するすべての国に核兵器の禁止、

少なくとも保有の禁止が義務付けられるでしょう。

ここに深刻な亀裂が生じます。

この条約が成立すると、非保有国と保有国の対立を決定的なものにしてしまうのです。

核なき世界は、保有国と非保有国の現実的な協力のプロセスを経て実現されるべきです。

核兵器禁止条約の成立を許せば、亀裂が入るだけで、そのプロセスが実現できなくなります。

日本は、自国では核兵器は持っておりませんが、“アメリカの核の傘”

で守られております。

北朝鮮の脅威を目前にして、この条約を批准すると“持つこと”さえできなくなります。

世界の“核の脅威”から逃れることが出来ないのです。

春原剛・上智大学グローバル教育センター客員教授の意見

「オバマ米大統領による歴史的な広島訪問、

そして演説に日本中があれほど感動し、涙を流しながら、

日本政府が核兵器禁止条約に反対するのは一見すると矛盾する行為にも見えるでしょう。

しかし、論理的に考えれば、当然の帰結だと思います。

オバマ大統領が「核なき世界」の理想を掲げる一方で、

日本の周囲では中国や北朝鮮の核の脅威が一層増し、

タンジブル(実際に触れることができるほど現実的)になっているからです。

日本を守っているのはアメリカが提供する「核の傘」であり、

それを弱めることにつながるこの条約には、簡単に賛成とは言えません。

日本政府は、安全保障政策の一環として、核抑止の担保力を上げるために、

「反対」という強い態度に出ざるを得なかったのだと思います。」

根底には、米ロの核軍縮交渉が、遅々として進まないことが背景にはあるのです。

これに言及すると、長く複雑になるのでここでは割愛します。

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ノーベル賞受賞の理由は?

委員会は、授賞理由について

「核兵器使用が人類にもたらす壊滅的な惨禍について注意を引こうとし、

条約に基づいた核兵器の禁止実現に向けた画期的な努力に対するもの」

と説明したのです。

また「北朝鮮のように核兵器獲得を目指す国が増えている」と警告し、

核保有国に対し「真剣な軍縮協議」開始を強く求めた。

このように、固有の國を名指しで説明することは、非常にまれで、

如何に北朝鮮問題が“核の脅威”になっているかを物語っております。

まとめ

いかがでしたか?

二本政府の対応が微妙なことは理解いたしましょう!

しかし、米ロの関係から、

長い年月がかかることも覚悟しなければなりません!

トランプ大統領になって、よけい進まないことも危惧されます。

ICANの活動内容や、受賞理由、日本の立場などについて

まとめました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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