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【問題最も深刻 稲田氏なぜ続投】稲田防衛相の選挙演説発言は、これまで辞任した閣僚5人と比べても問題は深刻。専門家からは「即刻罷免すべきだ」との指摘も。 https://t.co/lm3oWG5G84
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2017年6月30日
東京都議選の応援演説で自衛隊の政治利用ともとれる発言をした稲田朋美防衛相。
安倍晋三首相は当面続投させる構えだが、
ことは実力組織・自衛隊を統括する閣僚の適格性に関わるのです。
第2次安倍政権の発足以降、辞任した閣僚5人と比べても問題は深刻で、
専門家からは「即刻罷免すべきだ」との指摘も出ている。
しかし、安部首相は続投を支持したのです。
なぜ、罷免させることが出来ないのか?
そこには安部首相の強い思いがあったのです。
早速、迫ってみました。
稲田防衛相の学歴と経歴は?“防衛省・自衛隊として”発言の問題点とは?の記事はコチラ
安部首相の退陣・辞任近いのは支持率低下と持病・以外の4つの理由は?の記事はコチラ
Contents
過去の辞任閣僚の釈明は?
27日に東京都板橋区で開かれた自民党候補の集会で、
稲田氏は
「2期目の当選は大変ですから、防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」
と語った。
会場の区立小学校は陸自練馬駐屯地からわずか1キロ余りのところでの演説でした。
しかし、事の重大性に気づき、稲田氏は同日夜に発言を撤回したのです。
以下にはこれまで辞任した閣僚の例を列挙するが、稲田発言に比べると
いづれも軽傷であることが明らかなのです。
◆ 今村雅弘復興相:「東北の皆さんを傷つけた。誠に申し訳ない」2017年4月辞任
(東京都内の公演で東日本大震災について
「まだ東北だったからよかった。首都圏に近ければ甚大な被害が出た。」と発言した。)
◆ 甘利明経済再生担当相:「閣僚ポストは思いが、政治家のけじめはもっと重い」2016年1月辞任
(都市再生機構への口利きを巡り、自信や秘書が金銭を受領した疑惑が浮上。
あっせん利得処罰法違反容疑で告発されたが不起訴になった。)
◆ 西川公也農相:「いくら説明しても分からない人にはわからない」2015年2月辞任
(代表務める政党支部が国の補助金を受ける会社から献金を受けた問題が浮上。
TPP交渉の「重要5項目」である砂糖メーカー団体系の企業からの献金も判明した。)
◆ 小渕優子経済通相:「監督責任が不十分だった。疑念をしっかり調査する」2014年10月辞任
(講演会が支援者向けに開いた観劇会の収入が政治資金収支報告に記載されず。
元秘書2人に政治資金規正法違反で有罪判決。)
◆ 松島みどり法相:「国政を停滞させてはならないと辞職を決めた」2014年10月辞任
(選挙区で有権者に「うちわ」を配布したことが寄付にあたると指摘される。
公職選挙法違反容疑告発されたが不起訴。)
安部首相の発言
安倍首相は28日、一連の問題を念頭に
「自民党にお叱りをいただき、総裁としておわびしたい」と語った。
専門家は、これについても
「首相は総裁である前に自衛隊の最高指揮官だ。
稲田氏を即刻罷免しなければ責任を果たしたことにならない」
と疑問を投げかけるのです。
安部首相は稲田防衛相を罷免できない?
安部首相は昨年2月、稲田氏について
「将来の指導者あるいは総理大臣候補としても頑張っていただきたい。」
と述べていたのです。
5月15日には、自らの出身派閥について
「『四天王』を作りたい」と述べ、稲田防衛相、松野文科相、下村幹事長代行
の3人の名前を挙げて自らに続く同派の実力者の育成に意欲を示したのです。
いずれの方々も問題を起こしているのはいかがなものでしょうか(笑)
評論家の皆さんは、
「稲田さんについては、安部総理にとって自分が政治家としてデビューさせた
という思いがあり“秘蔵っ子”と言われお気に入り中のお気に入りなのです。」
また、「政治信条が近いので期待感を持っていたのです。」
と見ているのです。
安部総理と稲田氏の出会いは?
◆ 2005年7月、当時弁護士だった稲田氏が靖国神社参拝支持派の会合で講演し、
安倍幹事長代理の目に留まったのです。
◆ 2005年8月、小泉純一郎首相が郵政解散を断行した時、
造反組への“刺客”擁立に取り組んでいた安倍氏から稲田氏へ電話で出馬を要請したのです。
当時の稲田氏の演説は
「私は落下傘ではありません!」私は福井の“おっかさん”です。」
小泉チィルドレンとして話題になり“郵政選挙”で初当選したのです。
稲田氏のスピード出世!の不思議?
2012年12月(初当選から7年後)当選3期目で行政改革担当相として
第2次安部内閣で初入閣したのです。
その2年後、安倍改造内閣で党の要職である「政調会長」に起用されたのです。
安部首相は「次のスターを作るチャンスだ!」
と持ち上げたのです。
去年の8月の安倍改造内閣では、防衛大臣に抜擢されたのです。
首相周辺では、
「首相としての必要な素養を身に着けさせる姉首相の親心」
と新聞で囃し立てたのです。
「自分の子供のように扱い、いずれは後継者として育てていた!」
「異例の速さでの“出世”私の記者生活38年間で見たことがない」
とアナリストたちは述べるのです。
特に“政調会長”は閣僚経験者でないとなかなかなれないのです。
いかに寵愛しているかが分かりますよね!
稲田氏の発言の問題点の数々は?
◆ 「長期的には日本独自の核保有を検討すべきではないか」
◆ 「(尖閣諸島に)自衛隊を配備するなど、実効支配を強めるべき」
◆ 2016年12月:ハワイ・真珠湾訪問し翌日に靖国神社を参拝した。
◆ 2017年2月:南スーダンにおける自衛隊PKO派遣の『日報』に記述について紛糾した。
◆ 2017年3月:森友学園問題で、森友学園訴訟に関わったのに否定し後で訂正した。
◆ 2017年6月:今回の発言「防衛相」、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」
と発言したが、これまでも安部首相は都度かばってきましたが、
今回の重大欠陥発言でも、稲田大臣の続投を菅官房長に指示したのです。
これまでの経緯を見ると、安部総理の眼力が疑問視されます。
安部首相の目線の低さは?
“自分の目線”“国民の目線”がありますが、
国民目線が大事なのは言うまでもないのです。
「稲田防衛大臣なぜ続投?」毎日新聞は大々的に報じております。
早稲田大学の水島朝穂教授(憲法学)は
「稲田氏は『防衛相、自衛隊、防衛大臣、自民党』と立場を並べて話しており、
自衛隊をまるで政党の手段のように語った。
中国や北朝鮮と同様、党の軍隊のような扱いと言っても過言ではない。」
と批判したのです。
過去に辞任させられた閣僚は、国会開催中の発言に対し、
稲田防衛相の発言は、閉会中であることから、首がつながっているのです。
1ヶ月後には内閣改造が予定されていることも加味されております。
なぜ今、罷免しないのか?
昨日の菅官房長官の会見では、
「稲田防衛相につきましては、誤解を招きかねない発言であったとして、
撤回をし、謝罪し、しっかり説明責任を果たし今後とも誠実に
職務に当たっていただきたいと思っています。」
との発言は、全く罷免に応じない構えであり、国民は納得がいかないことなのです。
任期途中での更迭は、可愛い弟子の経歴に傷が付くことを心配しているのです。
また1ヶ月後の内閣改造があるので、それまで持たそうとの思惑が透けて見えるのです。
この人事は正に安部さんの人事なので、直接任命責任になることを恐れているのです。
逆風の中どう挽回するか?
「都議選の結果に関係なく閉会中審査は王子、8月の内閣改造でど回したいと思っている。」
「閉会中の審査は考えているだろうが、野党も非力で逃げ切れると思っている。」
とアナリストは言うのです。
都議選の結果が“大善戦でいい結果”に終わると、“もういいじゃないか?”となって、
全てがうやむやの中に消えてしまい兼ねないのです。
おそらくはそのようにならないと思います。
自民党内からは、「悪い流れを早く断ち切るべきだ!」
との声がありますが、支持率が下がると、内閣改造で対処してきたが、
今回は、以前と違い“政策論争”ではなく「安部総理個人の問題」に根が深く、
今までと同じ効果は北出来ない恐れがあるのです。
2014年9月には、52,4%から61,2%に支持率アップしたのです。(5人の女性閣僚効果)
2015年10月には、47,1%から53,7%にアップしました。(丸川環境相などの目玉人事)
「人材は豊富にいるが、内閣改造をしてみないとわからない。
自民党内には小泉進次郎への期待があるのです。」
「サプライズで小泉議員が入閣するかもしれないが?果たしてどうか?」
とアナリストは見ているのです。
小泉さんしか看板になる人がいないという事でもあり、
今回は、安部総理そのものへの批判なので。これまでとは違うようです。
小泉氏は未来志向が強く、本人は“受けない”可能性が強いようです。
都議選への影響は?
小泉氏は先実の街頭演説では
「逆風が吹いたと思ったら大逆風が吹いていてそれはもう否定しようもない事実だし、
その大逆風を作ってしまったのは誰かと言えば私達自民党自身なのです。」
とはっきり認めております。
また、平沢議員は、
「都議選の候補者は≪気の毒一言で言えば『とばっちり』と言う感じ。
2009年当時の選挙(麻生政権)と似ている。」
と、議席が48から38に大幅減になり第1党からの転落し、
翌月の総選挙で民主党に政権を奪われたことに言及したのです。
「自民党には、家計学園問題、テロ等準備罪、暴言・失言の
“三重苦“で都議選は苦しい戦いなのです。」
都議会自民党にとって、38議席以下は、野党が非力なの政権は安泰ですが、
自民党の中で意見が噴出することが予想されます。
稲田防衛相は、安倍総裁に守られて内閣改造まで(8月)は持ち堪えることが出来ても、
都議選には大打撃を与えることになるのです。
国民に安倍政権に対する信頼は回復することは期待できなくなって来るでしょう!
ゆくゆくは安部政権の交代まで進む恐れがあるのです。
しばらくは、目が離せませんよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。