
国内の認知症者数 462万人
10年後には、700万人を超え、
65歳以上の高齢者の5人に1人は
認知症を発症すると予測されております。
あの”ドラエモン”の声優の
”大山のぶ代”さんのことは
よく知られておりますが、
最新の情報と予防法が
採用されて、大変進歩しました。
<アルツハイマー病と闘う日本の最新情報>が
11月6日<駆け込みドクター>
で放送されました。
意外にも、和田アキ子さんが
血液検査で”Dに近いC判定”
で予備軍と判定されました。
概要をまとめました。
<アルツハイマー病とは>
脳の中の老廃物が溜まり、
情報を伝達する神経細胞を破壊、
その結果脳が委縮し、
記憶や言語・行動等に障害を伴うのです。
・MRI画像では、アルツハイマー病の患者の脳は、
隙間ができているのがはっきり分かります。
・脳の奥、海馬と呼ばれる記憶をつかさどる部分、
ここが委縮すると記憶力が低下が進む!
・大脳皮質と呼ばれる脳の外側、
ここの委縮によって、認知能力が低下する。
<こんな症状がある>
・日付や場所などが分からなくなる(失見当識)
・携帯電話などの道具がうまく使えなくなる(実行機能障害)
・好きだった趣味や、サークル活動をやめてしまう(意欲低下)
<精神科 吉田勝明医師の解説では!>
「高齢のための物忘れか?アルツハイマー病の物忘れなのか?
を一番悩んで来院します。
ある特徴的なのは、早い段階で
”臭覚”においが障害されることがあり、
”何も分からないけど吐いたり、下痢したりする。
すなわち、
”腐ったものが分からない”
それを食べて、症状が出るのもあり大事なことです。」
・アルツハイマー病の最初に現れるのは、”嗅覚”とと云う
”嗅覚機能の低下”するほど⇒認知能力低下の危険性が高まる。
・ラッシュ大学医療センターは高齢者約600人を5年間調査した
その結果、臭覚の弱った人は、
認知機能悪化のリスクは1,5倍高まった。
・鳥取大学の浦上教授は、20年に亘る研究で、
アロマオイルを用いて嗅覚を刺激することで、
認知症の予防や症状の改善に効果があると発表しております。
◆和田アキ子 勇気を持って認知症検査をしました。
<和田アキ子の病歴>は、
1978 声帯ポリープ
1979 自然気胸
1981 子宮頸がん
1984 声帯ポリープ
1998 推間板ヘルニア
2000 右足ひざ下頚骨骨折
2008 肺炎、台帳ポリープ、
慢性中等度閉鎖性呼吸不全
2012 台帳ポリープ
等など、満身創痍です。
そこで、認知症の検査の3つの検査を実施しました。
①MMSE 記憶力・言語力・計算力 を見極める。
・今年は何年でしょうか?
何曜日ですか?100から7を引いて答えよ
・各30点満点で判定する
27~30 :正常、
22~26 :経度認知症の疑い、
21点以下:認知症の疑いが強い
②MRI 脳全体や、記憶を司る海馬の委縮度合いを
重点的に検査
・
③血液検査:将来の認知症リスクが分かる
(今年4月に始まった最新検査)
血液中のたんぱく質を調べる。
アポリポタンパク質・補体タンパク室・トランスサイレチン
その精度は、約80%と言われております。
判定は、
A:問題なし、
B:リスク小、
C:ただちに予防、
D:危険
と判定され、認知症患者数を減らすための
第一歩を踏み出したのです。(筑波大学 内田和彦 准教授)
<和田アキ子の検査結果>
①MMSEテスト30点満点中→満点
②MRI→問題なし・・非常に若々しい脳です
③血液検査→C判定(Dに近い)
(認知症の予備群を軽度認知障害(MCI))
<予防対策は、(森田豊医師)によると、>
①生活習慣の改善→お酒を減らす。
(日本人の1日の適量・・
ビール中瓶1本、日本酒・・1~2合、
焼酎・・半合弱、赤ワイン・・グラス2杯程度)
②運動→1週間に2~3回の運動実施!
「怖い話ですが、前向きに捉えてください!
今は全く症状がないので、
対策をとればリスクを下げることができるのです。」
「一度症状が出ると、その進行を抑えることはできても、
症状をとる事はできない。」
「酔いつぶれた経験のある人は
、認知症になり易いのです。」
神奈川県が推奨している
”3033運動”
これは、1日30分、週に3回、
3ヵ月継続を暮らしの中に取り入れることで、
”生活習慣病の予防”
”筋力に維持”
”ストレス解消”
の効果があり、認知症の予防・改善も期待されます。
「涙が出るほど感動することが大切です。」
と話すのは(吉田勝明 精神科医師)でした。