こんにちは!今日もご訪問いただきありがとうございます。
トランプ大統領がFBI長官を電撃解任で波紋が広がっております。
第二のウオーターゲート事件か?とも言われております。
強権で“疑惑”隠しか?と異例の解任に反発も起きているのです。
なぜ今、解任しなければならなかったか?
早速、迫ってみました。
ランサムウエア「WannaCry」をわかりやすく簡単に説明!被害対策も!の記事はコチラ
Contents
FBI長官(コミー氏)の解任!
FBIコミー長官は5月9日に解任されました。
トランプ大統領は、理由を
「理由は単純だ!良い仕事をしていなかったからだ!」
と述べたのです。
ある疑惑が高まっているのです
“ロシアゲート”疑惑です。
「去年の大統領選挙で、クリントン候補を追い落とすため、ロシア政府がサイバー攻撃を仕掛けた。」
と言うものです。
FBIは、トランプ陣営とロシア政府が連携していた疑惑を捜査しているのです。
コミー長官は、
「FBIは、2016年のアメリカ大統領選をめぐるロシア政府の妨害について捜査しています。」
と3月の下院の公聴会でこのように証言したのです。
そして、トランプ陣営とロシアの不透明な関係の捜査を加速させるため司法省に体制の強化を求めていたのです。
専門家は、
「ロシアの問題を調査しているって言うのがだんだん濃厚になって来るような兆候がある中で、
そう言うこと(解任)をしてますのでトランプ大統領に何かがあるのではないかと思われてもしょうがないのです。」
と述べるのでした。
コミー長官は知らなかった?
5月9日、2023年まで人気があったコミー長官の解任を発表したのです。
解任されたコミー長官は、“信じられなかった”と述べたのです。
それも、FBI職員の訓示中にテレビで速報が流れて解任を知ったのでした。
“冗談だろ!ハハハ・・・” と笑ったそうです。
即、本部に電話して「本当なのか?」と部下に聞いたら「本当です」との返事だったのです。
側近たちも全く知らなかったのです。
大統領への捜査の決定権を持っているFBI長官が解任されることは異例中に異例といえるのです。
今後、強権を使ったトランプ大統領が窮地に立たされる可能性があるのです。
FBIの組織は?

アメリカ司法省の部局の一つで、スパイなどの公安事件、サイバー犯罪、
連邦政府の汚職事件など、重大事件を捜査する機関なのです。
大統領も捜査の対象になるのです。


職員は約3万5千人くらいで、捜査官の合格率は5%の狭き門なのです。
合格すると、ハリウッドのセットデザイナーが監修した架空犯罪都市「ホーガンズ・アレー」で、徹底した実地訓練が行われるのです。
FBIは、(Federal Bureau of Investigation, FBI)アメリカ合衆国の警察機関の一つです。
モットーは“信義・勇気・保全”(英語: Fidelity, Bravery, Integrity)である。
これは、FBIはトランプ大統領が率いる行政府の司法省に属するが、職員が忠誠を誓うのは、アメリカという国家であり、トランプではないのです。
ここは、政権が変わっても敬意を表してそのままにしておくのが慣行上は多かったのです。

かつては、フーバー長官のように権力を乱用した人もいたのも事実です。
トランプ大統領とコミー氏の関係は?
2016年10月:FBIがクリントン氏の私用メール問題のさおうっさ再開を発表した時は、
トランプ氏は「FBIの良い仕事だ」と言っていたのです。
2016年11月:大統領選で勝利した時は「コミー氏を非常に尊敬している」と語ったのです。
2017年5月:コミー長官を解任した時は、
「良い仕事をしていなかったからだ!非常に単純な話だ」と語ったのです。
このように急変したのには何があったのでしょうか?
なぜFBI長官は解任されたのか?
メディアは“解任は疑惑隠し”と指摘しているのです。
ニューヨークタイムズは社説で、
「大統領を失脚させかねない(“ロシア疑惑”の)操作を指揮していたため解任された」
(ロシア疑惑は、大統領選挙時にトランプ陣営とロシアが連携してクリントン陣営にサイバー攻撃などを仕掛けた“疑惑”)
2017年3月にコミー長官は、下院公聴会で“ロシア疑惑”をFBIが捜査していることを明言したのです。
解任直前に、“ロシア疑惑”捜査のために追加予算・人員増を求めていたと報道された。
さらに、11日にはFBI長官が下院で証言する予定だったのです。
そこで9日に解任に踏み切ったとも割れているのです。
専門家は、「“ロシア疑惑”への捜査でトランプ大統領はFBI長官が“自分の味方ではない”と感じたのではないか?」と述べているのです。
“ロシア疑惑を巡り・コミー氏に接触”
5月11日:トランプ大統領は、解任前にコミー長官と個別に3度接触していたのです。
夕食1回、電話を2回、捜査状況を尋ねていたのです。
トランプ大統領によると、夕食会では(誘いをかけたのはコミー長官)
“もし可能ならば、おしえてほしい。私は捜査されているのか?”
“あなたは捜査の対象になっていない”
何故コミー長官と接触していたことを明かしたのかは、
専門家は、「“ロシア疑惑”での自分の潔白を示す狙いがあって
「捜査の対象になっていない」ことを強調したかったのではないか?」
と話すのです。
しかし、ニューヨークタイムズ紙は夕食会のやり取りは違ったと報じたのです。
コミー長官から聞いた関係者2人の証言として、
実はトランプ大統領から誘われて断っていたが仕方なく応じ、
「私に忠誠誓えるか?」
「常に正直であろうとは思うが、私は政治的な意味では“あて”にならない」
と、忠誠は誓わなかったのです。
この後、トランプ大統領はツイッターで、
「コミー長官は、報道機関の情報を漏らし始める前に、私との会話の「録音テープ」がないと願えばいい」
録音テープを持ているかもしれないという事のようです。
議会では個々の部分が議論になっており、窮地に立たされかねないのです。
議会は行政府とは別に独立で調査が出来る。
録音テープがあるなら出しなさいと言っている。もしないなら“謝罪しなさい”
そういったことがキチンと出なければ、野党の民主党は次の人事で徹底的に反対するのです。
ここはかなり苦しい状況なのです。
FBI長官解任は第2のウオーターゲート事件か?

これは、ニクソン元大統領(1966年~1974年)が、アメリカ史上初めて大統領辞任に追い込まれた事件です。
1972年6月、共和党・ニクソン大統領の再選を画策する集団が、
野党・民主党の全国委員会本部に盗聴器を仕掛けようとして新融資、逮捕された事件です。
11月には、ニクソン大統領が再選されます。
1973年10月:ここに大統領が関わっているのではないかと、
捜査が入って特別検察官を解任する(そのため司法長官と次官が抗議辞任)のです。
大統領弾劾への動きが加速したのです。
1974年8月:反発を強めた議会に追い込まれて辞任したのです。
専門家は、
「事件を担当していた捜査トップを解任するというアメリカ政治の“聖域”を犯したことで、
ニクソン大統領辞任に向けて大きく流れが変わったのです。」
当時は脱税なども相当中味が詰まっていて、かなり進んだところで解任騒動が起こったので、
加速するしかなかったのですが、今回の事件はそこまで至っていないので
ニクソンのようにはならないのではないかとも言うのです。
トランプ氏のリスクは高いのですが、共和党が多数占めているので、
動かないかもしれないのですが、来年の選挙の結果ではわからないというのが本音のようです。
失脚の可能性は?
失脚を願うものではありませんが、不安要素が強く列挙だけしてみたいと思います。
【不安要素-1】
◆ FBI長官の解任した。第二のウオーターゲート事件に発展するか?
【不安要素-2】
◆ 「録音テープ」に言及した。“オドシ”としても議会に提出を要請されている。
【不安要素-3】
◆ マスコミを敵に回している。
【不安要素-4】
◆ 北朝鮮制裁・圧力で、中国が動かなく、成果が不明で人気がガタ落ちになる?
まとめ
現段階ではアメリカ議会の上・下院ともども共和党が過半数を占めておりますが、
トランプ大統領の人気は下降気味で、来年の選挙では逆転も予想されております。
そうなると、この問題は再燃してどうなるかは未知数なのです。
北朝鮮の問題解決で、点数を挙げないといけないのです。
こんな緊張の状態で、国内で不穏な事件になってしまい、
非常に不安に思う次第です。
最後までお読みいただきありがとうございます。